アシタノ日記

「明日を楽しくする」ために、「より良い明日の」ために、コツコツ書いていこうと思います!

「なりかわり標本会議」体験会

昨日は津で開催された「なりかわり標本会議」体験会に参加しました。配布されるカードに書かれた役割になりかわり、会議を進めるというものです。先日学校で生徒たちに同じような取組をしてもらったので、自分もやってみようと思い、チャレンジしてみました。

議題は「三重県PRのために三重県をあんこ県にし、毎日50gのあんこを食べることを義務化する。Yes かNoか」で、休憩を挟んで2回の会議が行われます。与えられた役割は「ラーメン屋店主」でした。

他にも「県議会議員」「ボディビルダー」「忍者」など役割はさまざま。まずはウォーミングアップで「漁師」役の方とお互いについて質問し合います。

私(ラーメン屋)「今日はどのように過ごされたのですか」
漁師「夜中は漁に出てて朝帰ってきたばかりなんですよ」
漁師役「なぜラーメン屋になったんですか」
私(ラーメン屋)「京都で食べたラーメンに感動したんです」

などと答えていくうちに少しずつ役に入っていける感じが何とも面白い。そして会議開始。

第1回の会議が始まった最初は「No」の意見でしたが、話をしていくうちにラーメン屋としての私の考えが揺れ始めます。第2回の会議が始まる前に、それぞれが「自分の過去」を思い出すという設定で、私は「遺産相続争い」をしていたという過去が判明。「遺産を当てにしてラーメン屋を開いたが、一銭ももらえず経営がピンチ」という設定をつくったため、「Yes」の意見を押し通すことになりました。

議論が進むなかでやはり「義務化」というのが最後まで引っ掛かります。ここらへんが議題設定の工夫ですね。ファシリテーターの方2人の見事な進行もあり、各参加者の意見が揺れ動くなか、結果は5対5のドローという結果になりました。

素の自分の立場では絶対に「No」なのですが、違う立場の人になりかわり、過去の出来事まで指定されると、素の自分とは違った思考に辿り着きます。人の立場に立つのは簡単ではないですが、主催者さんが「ゲームですので思いきり楽しんでください!」という言葉からスタートしたように、本当に楽しみながらその人の気持ちを想像することができました。

議論をしているなかで分かったのは、参加者全員が「三重を盛り上げたい」という上位目標では一致していることでした。「義務化」は極端ですが、こういう思いの方がたくさんいて、それぞれが知恵を絞れば本当に三重を色々な形でPRできるのではないかという希望も感じられました。

普段のコミュニケーションは自己紹介から始まりますが、今回は素性を明かさないまま始まったので、まるで仮面舞踏会。教員でも何でもない自分でいられるのは何だかとても身軽笑 これも面白い感覚でした。

このイベントも司書の先生に教えてもらい、自分一人では辿り着けないイベントでした。漁師役の方は教員ではなかったのですが、何と「クラス会議」の本をお薦めしてもらいました。教員の参加者よりも他業種の方が多く、色々なお話ができたことも嬉しかったです。多様な人との出会いやつながりは、自分をアップデートさせてくれるということを、改めて実感しました。主催者の津市NPOサポートセンターさんとわくわくスイッチさん、楽しく学びの多い貴重な機会をありがとうございました。

2025.2.16オンラインゼミ

本日の私の質問です。4つの質問のうち1つだけ。

質問
先日の西川研究室の動画で「西川先生が『学び合い』の学習者だった場合は上位2割だと思いますか」という質問に対して、先生は「ラガードだと思う」と答えていましたが、『学び合い』での教員の語りを聞いたり周りの様子を見たりしたら、変容したと思いますか?

回答
したと思う。当時は周りの人間と合わない感覚があった。一番嫌いな言葉は「好きな者同士で分かれて」だった。でも大学のときに出会った人間とは馬があった。結局得だと分かれば関わる。

『学び合い』の肝は「得」。学び、人と関わることが自分にとって得であると分かれば勝手に動き出す。そのためには、これからの社会の姿を語れる必要がある。学び、人と関わることの大切さを理解すること、失敗を恐れない安心感も必要。プロセスと結果にこだわるという姿勢が教員側に求められる。何より自分が受けたい授業をする。来年度に向けて、整えていきたい。

その他メモです
・異学年『学び合い』はやはり強力
・誠意と熱意はお金に比例する。これは普遍性高い。
・常識を外れた提案をする人とは関わらない
・N高の優れたところは、進学など特定のことに特化しているのではなく、職業人を育てようともしているところ。
・例えば、アニメーターを育てる、海外進学に特化している通信制高校は工業化社会のモデル(均質化)
・出会いは人生においてすごく大事(相田みつを
・人が何かを批判してくるのは、ホモサピエンスの特性上、集団の構造上仕方がないと思えばカリカリしない。カリカリしてしまう人とは付き合わない。
・学校目標
「全ての子どもに基礎学力を付ける」
→業者テストで全員が期待得点を上回る
「全ての子どもに安心を与える」
→出席率100%を目指す
・週1回全校『学び合い』をやったとして乗ってくるのは5,6人。どんどん集まってくると職員室の会話が変わってくる。そうなると、他の人も変化せざるを得ない。
・自分にとって「幸せとは何か」をキャリア教育で考える。具体的に質問して考えてもらう。定まれば質問が生まれてくる。それについての調べ方は教えて、各々が深めていく。

また、放課後タイムでは、『学び合い』を実践するというより、子どもと共に学んでいくという考えが大事なのではないか、という話題がありました。上の次元を持っている一方で、子どもとともに正解を探しあっていく、つくりあっていくという視点も大切だと改めて思いました。今日も気付きの多い時間になりました。ありがとうございました!

諦めないことで前進する

少し気持ちが晴れやかでなく、色々とモヤモヤしている感じです。こういう時は「悩んでいる時点で成長している」という、生徒によくかける言葉を自分にもかけてあげようと思います。「諦める」という選択をしない限り前進し続けると考えてみます!

このモヤモヤを言語化する、行動し続ける、そして人と話してみる。経験上こういうときは誰かと悩みを共有して、色々話してみたら事態が動き出すことが多いです。自分一人で考え込むのではなく、誰かを頼ってみようと思います。

今年度も終盤になってきました。目の前の子どもの事実に目を向けつつ、総括をしながら来年度につなげられるように精査していこうと思います。

1/28(火)瀬戸ツクルスクール・プラクティカルカレッジ体験記

〈はじめに〉

先週火曜日に瀬戸ツクルスクール・プラクティカルカレッジを見学させていただきました。昨年10月の越後の会でご縁をいただいた一尾さんが、快く承諾してくださったおかげで実現しました。いつかは実際に見に行きたいと思っていましたが、ゼミ生の方たちの「ツクルが一番衝撃でした」というひと言にも背中を押されました。実際に行ってみると、そこは私が体験したことのない空間で、頭を整理できないまま時間が過ぎ去り、数日経った今でも処理できているか怪しいです。この文章を書きながら咀嚼し、吸収できるものを全て取り込んで、今後の身の処し方に活かせればと思います。時系列で書いていくので、いつもより遥かに長文になりそうですが、それほど濃い1日でした。


前職場の同僚と3人で行く予定でしたが、1人がインフルエンザにかかってしまい、2人での訪問になりました。1人にはきちんと情報共有しようと思いますが、あの空間は筆舌に尽くしがたい。やはり実際に体感するに勝るものはありませんね。一尾さん曰く、「同時多発的に色んなことが各地で起きている」ということでしたが、まさしくカオスな状況でした(笑)


到着して早速、一尾さんに中を案内してもらう。10時前だが、各々が好きなことをやっている。広い部屋では大画面でゲーム、何人か集まってマイクラ、本を読んでいる子もいたかな。静かに過ごしたい人、騒ぎたい人それぞれが過ごせる部屋、保育園の拠点となる部屋や調理室、ソファなどがあり、好きなことを好きなようにやる場所が整っている。


一尾さんとお話しするなかで、「イエナプラン、ドルトンプラン、シュタイナー教育など色々あるが、結局のところ教育は人。昔はその人に教えてもらいたいから、山を越えて学びに行っていた。人こそ大切」という言葉がありました。『学び合い』でもそうですが、結局はその人の「人(にん)」が試される。様々な流行りや目先のやり方に囚われない、確固たる「人」が大切。理論と実践の絶えざる往還と情熱が、その基になるのだと思います。


〈ツクルの洗礼〉

ミーティング前に見学していると、子どもたちは大人の見学に慣れているので、こちらを気にしない様子。特に警戒するわけでもなく、普通に挨拶し普通にやり取りをする。一尾さんが普段から子どもと対等に接していることが伺える。


スマホで何やら調べている小学生年代の子が2人いたので話してみると、修学旅行の行き先を考えているとのこと。行きたい場所を考え、予算に見合ったプランになるかを検討中だそう。一条校で行われていたら「すごい」となることを、平然と当たり前のことのようにやっている。一番安い行き方は何かを考え、他の子にも「修学旅行〇〇がいいと思ってるんだけどどうかな?」と聞いている。私が「みんなで決めないの?」と聞くと、「とりあえず、自分たちが調べてちょっとずつみんなに共有していく。ミーティングとかも使って」とのこと。ツクルの洗礼を浴びました。


ミーティングが始まり、各地で円ができる。あっという間に解散。「いつもこんな感じ?」と聞くと、「話し合うことがあるときはもうちょっと長い」そう。これをごく当たり前に、毎日積み重ねることに意味があるのだろう。普通に過ごしていたら、多様な人と向き合って自分の話をし、人の話を聞く経験など稀だろう。でも、対話する力は今後絶対に必要だ。対話の仕方が分からないから起こる問題が、どれほど学校現場、会社、社会にあるだろうか。多様な人との対話の機会が、毎日きちんと保証されていることに、大変な意味がある。


〈ツクル生の自由な学びを記録します〉

ミーティングが終わってしばらくすると、高学年くらいの子に「パンを作るから来る?」と誘われる。そこに「面白そうだから行く」と低中学年の子がついてくる。手際よくパンの材料と器具を準備し、目分量であっという間に生地を作っていく。パンを作り始めた子は、食堂の店長だったらしいが、クビになったらしい。食堂制度なるものがあるらしい。


「じゃあこねて」と言われ、こねる。まず人生でパンを作った記憶がない。これまでの人生でパン生地こねたことあったか?それを低中学年の子が見る。これこそ『学び合い』ではないだろうか。一度でもパン作りを目にしたその子たちも、いずれ挑戦し、できるようになっていくのだろう。ちなみに、中学年の子とパンを作った子は、顔は知っているがお互い名前を知らなかったそう。名前を知っている、知らないなんて、もう関係ないのかもしれない。存在そのものを受容されている。パン生地はバターが多すぎたのか、何か分量がおかしかったのか、思ったより膨らまない。が、気にせず焼くということで出来上がりを楽しみに待つ。


部屋に戻ると、何やら低学年の子がお昼ご飯について話している。注文を聞いているのだ。300円まででお金を徴収し、それを作ってお金を得る、例の食堂のシステムが構築されていた。3代目店長らしい。2代目はさっきの子だ(初代店長の子に後からインタビューしたところ、もうすぐ卒業のためお金よりも時間が欲しくてやめたとのこと。ちゃんと取捨選択できている)。低学年の子や同行者とともにチーズバーガーとベーグルを注文。チーズバーガーはジュースとポテトセットで300円、ベーグルは1つ100円。安くしないと他店舗にお客が流れていく。地域の店と競合できない。ちゃんとビジネスしてる。


一尾さんにクレジットカードを借り、精肉店と薬局へ買い出しに行く。普通の学校ならクレジットカードを持っていくことと、子どもだけで車通りの多い道を歩くこと、ダブルパンチで規制がかかりそう。お店の人も違和感なく接し、地域で子どもを見守り、育てている感じ。精肉店では150円のハムカツを買えるということで、他の子どもたちも買いに来ていた。少し歩いたところにはラーメン屋があり、小学生は100円でラーメンが食べられる。それを低学年の子たちもみんな知っている。


ツクルスクールに入学した子たちは、最初どこで昼食を調達していいか分からない。となると、低学年の子たちはツクルの先輩から情報を聞き、知識を得ていくということだろう。こうやって子どもたちの中で勝手に情報が伝達され、文化が継承されていくシステムがきちんと出来上がっている。子どもたちが自分たちでツクルスクールを作っているという自覚も勝手に生まれていく。


買い物から帰り、3代目店長にまずはハンバーガーを作ってもらう。ジャガイモの皮を剥いていると、ケガをしてしまう。どこからか絆創膏をもらってきてすぐに調理再開。失敗しながら学んでいく逞しい姿。一尾さんが言うには、命に関わることは今まで起きていない。子どもは自分がやれないと思うことはやらない。学校は全員にやらせるからケガが頻繁に起こるとのこと。確かにその通りだ。


そこに2代目店長がやって来る。クビにされたことに色々文句を言っている。現店長もそれに応える。ケンカになるのではとヒヤヒヤするが、上手く収束していく。学校現場なら「まあまあ」と大人が止めに入ってもおかしくない。でも、子どもたちはたぶん自分たちのやり方で上手くやる。学校には不要な介入が多すぎるのだ。


会話を聞いていると、2代目店長が「ポテト油っぽすぎるでしょ」と言うと、「確かに」と応じる。納得できることは納得して受け入れる。意見と人格をイコールで考えてしまう大人よりも、よっぽど大人だ。他にも色々アドバイスをして、何だかんだ今の店長を気遣っている様子である。


商品が出来上がり、同行者のチーズバーガーセットを分けてもらう。精肉店のちゃんとしたお肉で、ちゃんとしっかり美味しい。2代目店長にポテトを分ける。「やっぱちょっと油っぽいけど、〇〇(3代目店長の名前)、美味しいよ」と声をかける。やっぱりちゃんと気遣っているんだとジーンとくる。


低学年の子が一緒に乾杯したいというので、自販機に行きジュースを100円で買ってくる。そこにベーグルもやってくる。大きい。低学年の子が「大っきい!これいくら?」と聞いたので「100円だよ」と伝えると、「このジュースと一緒じゃん!ベーグルの方がいいかも」と言う。こうやって、何にお金を使えばいいかを学んでいくのだなと実感。全てが学びなのである。食べ終わると、現店長がお皿を回収しに来てくれる。ちゃんとサービスが行き届いている。リピ確定だ。


食堂を見渡すと、カツを揚げている子(カツなんて自分揚げたことないぞ…)、焼きうどんを作る子、色々料理している。中学生の子が集まって話をしている。後から聞くと進路の話らしい。将来を意識する年頃なのだ。せっせと色々掃除している中学生の子もいる。その子はツクルの掃除等をするバイトをしてお金を得ているらしい。あちこちで「働いてお金を貰う」ということを日々体験しているようだ。それにしても、本当にエリクソンの発達段階通りの様子である。低学年は思いっきり遊び、中学生はこちらが何も言わなくても勝手に悩む。学校が焦らせて、将来について考えさせることは自然状態では不要なのでは、と思わざるを得ない。


ちなみに、2代目店長が焼いてくれたパンは中が半生でしたが、バターたっぷりなこともありすごく美味しかったです。ですが「失敗した!」と言って、「良かったらどうぞ」と冗談交じりに私に渡してくれました。美味しかったので記念に貰い、帰ってから温め直して妻といただきました。彼はまた試行錯誤してパン作りに励んでいることと思います。


〈ツクル生にインタビュー〉

ここから子どもたちと話して、印象に残ったことを残していきます。


私「ツクルのどこがいい?」

中学年A「前の学校は言葉の暴力が多かったけど、ツクルは少ない。やめてと言ったらちゃんとやめてくれる」

→書いたこと以外にも、色々な場所でケンカのようなことが起こりそうな場面がありました。でも、それが自然と収束していくし、子どもたちの中で折り合いをつけていっているようだった。 


私「一尾さんってどんな人?」

中学生B「スタッフ…?何だろう?頼りになるときもある。感情に正直な人、かな」

→一尾さんの様子を見ていると本当に対等。普通に接している。ツクルスクールの環境なら、大人が特別なことをしなくても子どもが勝手に育っていくということを証明したいという思いを、一尾さんは持っています。大人の役割を今一度見つめ直すきっかけになりました。


私「ツクルってどんな場所?」

高学年C、中学生D「学校では学べないことを学べる場所。授業はないけど、その分他の学びがある」

→中学生の子は卒業したらプログラミングの学校に進むという選択肢があるらしい。この高学年の子もプログラミングと社会が好きらしい。好きなことに思う存分浸れる時間があるからこそ、自分の興味関心を極めることができるのだと思う。


中学生Dは一尾さんから「自分を発信することの重要性」「お金のこと」を学んだそう。これが進路説明と言われるものか。現代の社会を知り、自分がどのように生きていくかを考える大切な機会になっているようだ。


私「ツクル楽しい?」

低学年E「ツクルは楽しいけど、やることがなくなる」

→学校はやることが無限に与えられる。だから与えられることが当たり前になり、サービスを求め、誰かに文句を言うようになるのかもしれない。自分のやりたいことは何かということを、じっくりと考える時間もない。ツクルは自由だからこそ、しんどい。でも、面白くないのは自分の責任。だから、自分でどうにかしようとする。自分の責任で自分の人生を豊かにしていくにはどうすればいいかを考える。自由の先に自分の本当にやりたいことが見つかる。究極の自由の先にある自己決定。自由が保証された、過酷な場所で、子どもたちは毎日自己決定しながら学んでいるのである。


〈DDタイム解除〉

DD(デジタルデトックス)タイムが終わり、待ちに待ったという感じで、ゲームやスマホに興じる。まだツクルに来たばかりで周りの子に遠慮して、私にくっついてついてきていた子も、他の子とゲームをして遊んでいる。ゲームやスマホは使い方に気を付けなければいけないのは当然だが、子ども同士を繋ぐツールになっているようだった。確かに、大人でも何か話題があるから盛り上がって、仲良くなるということがよくある。共通の話題がないと仲良くなるのは難しい。ゲームやスマホとの付き合い方として、ルールを作ったり、スマホやゲームの使い方を子どもと考えたり、スマホやゲーム以外の楽しいことを経験させることが、ゲームやスマホと付き合っていく大切な方法だと感じた。


ふと気づいたのだが、子どもたちの中に寝ている子がほとんどいなかった。というか見た感じではゼロだった。これは勝手な想像だが、日中に好きなことを自由にしているから、夜にゲームで夜更かしするみたいなことがないのかもしれないなと思った。そして、思いっきり遊ぶから夜は疲れて寝てしまう。もしくは、寝るくらいなら家で寝るから、わざわざツクルに来なくてもいいということか。普通の学校では、宿題を出す、嫌なことを強制させて好きなことをやる時間を制限する。だから、夜更かししてしまうのかもしれない。


〈一尾さんとの対話〉

ここからは一尾さんとの振り返り。ツクルでも勿論トラブルが起きることがある。そのときはあくまで法律ベースで考え、子ども六法で社会との繋がりを意識させながら話すという。合わない子同士もいる。でも、来ることが強制ではないから徒党は組めない。その中で自己調整して折り合いをつけていく。大きなトラブル以外、そこに大人の介入はない。


一条校では大人が介入しすぎだと私も思う。例えば、私が見た感じ1日中誰とも話さず、ずっと同じ場所で本を読んでいる子がいた。もし学校なら大人が気を遣って話をしに行くか、「〇〇さんも入れてあげてよ」などと、その子のためと思って色々してあげたくなるだろう。でもたぶんその子は、来るも来ないも自由なツクルに来て、そこでそうしていることが心地良いのだ。嫌なら来ない。そしていつか、誰かと関わる。焦らず見守ればいい。子ども集団は有能なのである。


一尾さんは子どもに対等に接する。というか大人があれこれ気を遣ったフィードバックをするよりも、子ども同士でよっぽど濃いフィードバックが行われている。子どもは言葉をオブラートに包まないので、ある意味容赦ない。お昼ご飯のときの2代目と3代目店長のやり取りのような会話を経て、やり方や行動を改善していくのだろう。


一尾さんは、問いを出すには感受性が大事だと考えている。高校でも探究が注目されて久しいが、高校生が苦戦するのが問いづくりだ。「面白い」「変だな」をいかに感じられるか。これがこれからの時代に必要になる。一条校はいかに感受性を抑圧しているか、ツクルがいかに感受性を大切にしているか、それがどういう結果を生むか、改めて考えないといけない。


〈プラクティカルカレッジの授業を体験〉

プラカレ生4人と授業をご一緒させていただきました。この日に4人の名刺が出来たということで、名刺交換の練習からスタート。私もあわあわしながら参加させてもらいました。いい機会になりました(笑)その次に、その日にあったポジティブなこと、ネガティブなことをお互いに聞き、伝え、発表しました。と思えば、アートの授業で自分だけの意見を考え、発表する。歴史の授業でも同じことをやる。そして振り返り、発表する。すごく頭を使いました。


生徒の皆さんは、それぞれが自分で考え、自分だけの言葉で表現している。学費の半分は自分で払っているそうで、そりゃ熱量が違うのも頷ける。アートの授業で「既存の枠組みに捉われないこと」の大切さを学びましたが、4人が社会に出るとき、どのように既存の枠組みを壊してくれるのか、なんてことを考えて楽しみな気持ちになりました。同時に私も、固定観念に囚われず、いかに物事を自由に見られるかの感性を磨きながら、枠組みを壊していく人になれるかを考えていこうと思います。


〈さいごに〉

一尾さんは公教育の外から社会を変えようとしています。私は公教育の中にいる人間です。でも、中にいるからこそできること、中にいないとできないことは何なのかを、まだ考えていきたい。一尾さんに、個人事業主の強みや無料でやることの強みや意味を、教えていただきました。今の立場でも活かせることを考えていく。


今、目の前にいる子ども、近所に住む子どもたちの多くが生きていくのはこの地域である。この地域に生きる自分や子どもたちが「住みたい」と思える場所をつくっていく。瀬戸ツクルスクール・プラクティカルカレッジの子どもたちを見ていると、未来が明るく見える。そんな場所を理論と戦略、圧倒的熱量でつくりあげている一尾さん。「教育は人である」という言葉を胸に、私が公教育で何ができるかを考えていく。

 

一尾さん、この度は本当にありがとうございました。

日々やり直し

3学期最初の週が終わりました。年初めに設定した毎日の習慣にしたいことの実践が、簡単ではないことが1週間を過ごしてみて分かりました。早速見直しをはかる必要が出てきました。この1月はトライ&エラーを繰り返しながら、これ以降の生活について最適化していこうと思います。

授業も始まりました。『学び合い』実践初年の締めに突入しています。正直今週の授業は手応えがありませんでした。ですがやることは変わりません。子どもたちに幸せを、これからの社会で生きる力を、という視点に必ず立ち返る。授業も見直しをはかって、やり直します。

授業に真剣に取り組んでくれている子どもがたくさんいます。ポジティブな姿によく目がいくようにもなりました。これは自分の前向きな変化だと思います。自分の変化、子どもたちのさらなる変化を楽しみながら、来週に挑みます。

1/8(水)オンラインゼミ

2025年初めてのオンラインゼミでした。

自分は投資について質問。とりあえず疑問が解消されスッキリ。「継続」についても質問。何かを継続するためには「とにかく続ける」ことが大切と助言をいただきました。

ゼミ生の方の問答で今日も学ぶことがたくさんありました。

「子どもたちが解決したいと思わないと解決しない」
「自分だけでは限界があるから集団に頼る」
「5つの挨拶」をする人が魅力的

何度も聞いている言葉ですが、今一度胸にとめる。

「学習指導要領は規格化される工業化社会にとっては有り難い存在だった」
「世の中の変化に気が付いている子どものために本を教室に置く、語り続ける、話題に出す」
「組織を守る、ではなく、仲間を守ること。それが自分を守る方法。他人の人生を預かっているという自覚を持つことが自分にとって得」

アフタートークで色々なお話が聞けることが本当に有り難いです!オンラインゼミの方々、本年もよろしくお願いいたします!

幸せを感じる、他人の幸せに寄与する

よく食べよく寝たお正月でした。散歩したり読みたい本を読んだりしてゆったりした時間を満喫しました。昨日は京都にも出かけました(写真)。

これまで長期休みは何かと仕事のことを考えてしまい、「今ここ」に集中できない時がありました。今回の休みは、この瞬間に感謝し幸せを感じることで、心穏やかに過ごすことができたと思います。年始に立てた1年の目標を、とりあえずこの数日は有言実行できました。

その結果として、心に余裕ができて明日からの仕事にも全力を注げそうです。自分も幸せになり、他人の幸せにも寄与する。そんな働き方を今年は目指します。f:id:sanokoki:20250105231937j:image